|

1999.7.3
『ママがいなくてもイイコにしててね』
娘を預けてお出かけしたら…の巻(その1・友人編)
1ヵ月ぐらい前、同じマンションに住む友人とお互い子連れで公園に散歩に行ったときのこと。どういう訳か仕事の話になって「私も家でできる仕事があったらな〜」と友人がつぶやいた。
「…じゃぁ、うちのコの面倒みてくれる?」
「いいよ」
そういう訳で、私が仕事でいないときに、娘を預かってもらうという約束ができた。少しだけど、ベビーシッター代も支払うことにした。ただし、そのとき私に仕事があったわけではない。でも、娘の預け先が確保できたのは何かと安心。
娘を預かってもらえるのならバンバン営業に出ればいいのに、結局、ネットサーフィンして掲示板をチェックしたり、面
白そうな会社があったら売り込みのDMをするという以前と変わらない毎日が続いた。これまでこの方法で仕事が来たためしはないから、SOHOとは名ばかりの専業主婦生活。
ところがある日、状況は一変した。『では一度ウチの会社に来てください』という返事をもらったのである。娘を預けて出かけなくては!
友人とはしょっちゅう顔をあわせるし、娘より半年お姉さんの女の子もいるからきっと大丈夫。でも、娘を他人に預けるのは初めてだから、ちょっと不安…。泣いたりしなきゃいいな〜と思いながら友人の部屋に行くと、娘の目はキラリン。見たことのないおもちゃがたくさんあるから嬉しくなって早速遊び始め、私が「バイバイ」と手を振って見せても、「じゃましないでよ」とばかりにチラっとこっちを見るだけ。
なんだよお〜、冷たいじゃないか!
メールをくれた会社への訪問は無事に終わり(なんと、仕事をいただけた! ウレシイ!!)、急いで友人宅へ。部屋に通
してもらうと娘が「マァマ、マァマ」と言いながらハイハイで近寄ってきて、私につかまって立ち上がった。なんて、かわいいの!(親バカモード)。娘は確かめるようペタペタと私の顔をたたいたり、甘えるようにくっついたりしてから、また遊びにもどった。
「すごくイイコにしてたよ」と友人。
私のいない間の娘の様子をいろいろ聞かせてもらうと、私の知らない娘の姿がそこにあった。壁に向かってつかまり立ちして壁をバンバン叩いて遊んだり、犬のぬ
いぐるみをナデナデしたり、マジックテープでくっついているおもちゃを上手にはがしたり…。家じゃそんなことしないのに! とすごく驚いた。ほんの2時間ばかりの間にいつもと違う経験をたくさんしたのだろう。見本になってくれる、ちょっとだけお姉さんの友人の娘さんの存在も大きかったようだ。
いつも日中は私とふたりだけで過ごしている娘にとって、友人の家に預けられることは貴重な経験になる。それが分かって気が楽になった。ときどき私から離れることによって、娘はちょっぴり成長する。仕事をこなすことによって、私もフリーのクリエーターとして成長する。
なんだか、ヤル気が湧いてきた。
よぉし、がんばって仕事するぞー。


|