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1999.7.8
『ママがいなくてもイイコにしててね』

     娘を預けてお出かけしたら…の巻(その3・保育所編)

 私が仕事でいないときは同じマンションに住む友人に娘をあずかってもらうことになっていたのだが、早くもピンチになってしまった。友人が1週間ほど実家に帰っている間に、先日仕事をいただいた会社に打ち合わせに行かなきゃならなくなったのだ。
 これはもう、保育所に預けるしかない。こういうこともあろうかと保育所については資料をチェックしてあった。車で5分くらいのところにある保育所で『一時的保育』ということをやっていて、4時間まで1000円、それ以上は2000円で子どもを預かってくれる。早速TELしてみると、事前に申し込みをしておかなきゃならないそうなので、娘を連れて出かけることにした。

 保育所に着いて書類を書いていると、保母さんが、
 「お母様のお勤め先の電話番号は?」と聞いてきた。
 「勤めている訳じゃないんですけど…」
 「どういったお仕事をされているんですか」
 「え〜と、フリーのデザイナーのような仕事…というのが一番分かりやすいですかね」
 「連絡先を知りたいんですが」
 「子供を預けて出かけるときはそのつど行き先が違うので、連絡先は…」

 かなりあやしい母親に見えたかもしれない。フリーで在宅で仕事をしていると言ってもなんだかピンと来ないような顔をされていたし…。やっぱり、私のような仕事の仕方はまだまだ一般 的じゃないのかなぁ。

 さて、娘を預ける当日。1枚ずつ名前を書いた紙オムツやら着替えやらをリュックに詰めて背負い、お昼寝用の布団を右手に、娘を左手に抱えて、保育所へ。娘を保母さんに渡すと娘は「ふにゃぁ〜」と情けないような声を出した。やっぱり、友人に預けたときとは訳が違う。私は急に不安になったけど、保母さんは慣れた様子で荷物を受け取ると「じゃぁ、お預かりします」と。私も娘が気掛かりだったがアポの時間が迫っていたので、そそくさとその場を後にした。

 打ち合わせを終え、急いで保育所へ娘を迎えにいく。駐車場に車を止めるとちょうどその前が娘を預かってもらっている部屋だった。窓から覗いてみると娘と保母さんの二人だけで積み木を積んで遊んでいた。急いで中に入ると、娘が嬉しそうにハイハイで近づいてきた。目元がちょっと赤い。
 「今、ちょっと機嫌が悪くなってきましたけど、いい子にしてましたよ」と保母さん。
それから、預けられていた間の娘の様子を細かく教えてくれた。他の子が遊んでいるおもちゃが欲しくて取りに行ったこと、おやつの時間に他の子のメロンまで食べてしまったこと、2才児の部屋まで這って行って棚をごそごそやっていたこと、勝手に出られないようにと戸を閉めたら怒ったこと…。

 娘よ、お前はなんてたくましいんだ!!

 最近、娘を置いて出かけることが重なったが、娘は私がいなくても結構平気でいるようだ。これは、私の育児の手抜きの賜物!? ママべったりというのも考えものだろうから、これはこれで良かったと思う。がんばって仕事して、イイコで待っていてくれる娘のために大好きな果 物をたくさん買ってあげよう。

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